初代〜3代目

ソアラの名前の由来は英語で、最高級グライダーの意味だそうです。1981年から2005年までのあいだ、トヨタ自動車株式会社で作られていた高級スポーツクーペです。バブル好景気に湧く1980年代は"ハイソカー"(当時の国産高級自動車の呼び名)がブームになっていて、初代ソアラ(Z10系)と2代目ソアラ(Z20系)は当時のハイソカーの代表格の乗用車として大いに人気がありました。3代目ソアラ(Z30系)はSC(Sports Coupeの省略形)という名前で、1992年にレクサス(トヨタ自動車株式会社の高級車販売部門、北米などで展開)で販売されていました。北米ではかなり人気があって売れたようですが、日本ではあまり売れませんでした。何故かといいますと、デザインの斬新すぎて日本人の感性にマッチしなかった、とか、日本国内の高級クーペの市場が縮小されていったからだといわれています。Z30系ソアラは1997年に覆面パトカーとして採用され、警視庁、埼玉、神奈川、栃木、千葉などの高速道路交通警備隊で使用されていたそうです。(耐用年数が切れて、今現在は廃車になっているようです。)白黒の普通のパトカーもあるそうです。

Z40系について

この型のソアラはもはや日本市場は視野に入れず、完全に北米市場向けのコンセプトに変化しました。デザインはオープンカー仕様(屋根は電動式で格納出来るようになっている)で従来型のソアラより座席スペースが狭くなっています。初代ソアラから継承されて来たデジタル式のメーターは無くなり、サイドブレーキは足踏み式に変わりました。オプションでランフラットタイヤを選択出来たり、内装は3種類(イエロー、ブラウン、ダークブラウン)の木目調や4種類の(レッド、ブラック、エクリュ、タン)のシート地の中から好みのものを選ぶことが出来ます。やがて日本国内でレクサス店舗で販売することになると、2005年8月にマイナーチェンジをしました。このときソアラはレクサス SC430と名前を変えられその歴史に幕を閉じました。

ソアラが出ていたテレビ番組、他

1980年代の人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で劇中で使われていました。しばしば最新のモデルに換えていました、当時のソアラ、そしてのこのドラマの人気の高さが伺えます。トヨタ自動車株式会社が提供していたので出来たことなのでしょうか。しかし、当時の記憶を辿ると、決してカーチェイスでクラッシュするような場面では使われていなかったと思います。その他の刑事ドラマでは、「刑事貴族」にも登場していました。他にもTBSの金曜ドラマ「青い鳥」に使用されていました。漫画にもいくつか登場しています。(シャコタンブギ、スイング・タイム)また、推理小説家内田康夫の書くシリーズでは主人公の素人探偵、浅見光彦が愛車として利用しています。ゲームではプレイステーションのいくつかの作品に出てきています。(グランツーリスモ、最速!族車キング、など)

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